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手描き風陰影表現のためのマテリアルデザイン手法
Hideki Todo, Ken Anjyo, Shun'ichi Yokoyama
The Visual Computer, Volume 29, Issue 6 (2013), pp. 473-480
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Figure 1: 提案手法でデザインされた手描き風陰影表現.
Abstract
Sloanらによって提案されたLit-Sphereモデルは,3DCGで手描き風の陰影表現を行うのに広く用いられている.
この手法では,アーティストがデザインした陰影をカメラスペースの法線と対応づけ,通常のライティングでは表現しづらい複雑なタッチの陰影表現を行うことができる.しかし,そのエフェクトはカメラ依存になるという欠点があり,ライティングで動かすことはできない.
また,ストロークのように細かいタッチをLit-Sphereモデルに含めると法線の分布の偏りからアーティファクトを生じてしまう.
そこで,本提案では,ライトスペースの法線を用いてLit-Sphereモデルを拡張し,Lit-Sphereの陰影をライトで制御できるように拡張した.また,ストロークのように細かいタッチを提案した陰影モデルに組み込む手法も提案した.